この記事で分かること
・「At all costs」の英語歌詞
・「At all costs」の英語歌詞の和訳
・歌詞に表現される悲しい要素
ディズニー100周年として放映された
『ウィッシュ』!
(出典元:ディズニー公式)
この映画には劇中歌も数多く登場します。
その中でも序盤に登場したのは
「at all costs」という歌。
主人公アーシャとマグニフィコ王が
一緒に歌う唯一の歌です。
日本語版では福山雅治さんと生田絵梨花さんが
見事なデュエットを聴かせてくれます。
耳が幸せ…!
この歌は英語版で元の歌が作られています。
というわけで、英語版の歌詞を紹介し、
和訳をしながら解説していきたいと思います。
英語版での歌詞は日本語版以上に
アーシャ、マグニフィコ王の感情が
読みとりやすくなっています。
是非、この歌をより深く知り、
作品の世界により深く浸かってみてください!!
「At all cots」の英語歌詞
では、At all costsの英語歌詞を
ズバリご紹介します!
パート分けも色で分けながら
紹介していきますね!
If happiness was a tangible thing, it would be you. If you’da told me the feeling you bring, I’d think it untrue. And people search for a wonder like you, all of their lives. You still amaze me after all this time. You pull me in like some kind of wind, mesmerized by the hold I’m in. Leave you here? I don’t wanna. I wanna… I promise as one does. I… I will protect you at all costs, keep you safe here in my arms. I… I will protect you at all costs, at all costs… What’s pain when I look at you? Promise as one does. If you’re ever feeling like you’re lost, I’ll come find you. Promise as one does. |
これが英語版の歌詞です。
Ariana DeBose (アーシャ役)氏と
Chris Pine (マグニフィコ王役)氏の歌声が
また素晴らしいですね。
「At all cots」の和訳
そして、この歌詞を和訳すると
こんな訳になります。
ただの翻訳ではDeepLなどを使えば出来るので、
やや意訳を交えていきます。
幸せが目に見えるとしたら。あなたこそが幸せなんだよ。 あなたがもたらしてくれる感覚を話してくれても、言葉では信じ切れないだろう。 人々はあなたのような不思議探し求めるんだよ、生涯をかけて。 今さらながら、あなたには驚かされるね。 あなたは何かの風のように私を引き寄せる。抱きしめていたくなる。 あなたをここに置いていくなんて、私はしたくない。私がしたいのは…人々がするように、約束しよう 私は、どんなに手がかかってもあなたを守るよ。この腕の中で守ろう。 私は、どんなに手がかかってもあなたを守るよ。どれほど、手がかかろうと…あなたを見るときに走る、この痛みは何なの? だめ、説明しようとしてもできっこないの。 もう昔のように夢を見ることはないんだもの。 もし誰かがあなたを傷つけようとしたら(そんなことが起こるとは思えないけど) 私はあなたのために、あなたが想像できないような方法で戦うわ。 あなたの隣にいても大丈夫だといいのだけれど。 人々がするように、約束しよう もし君/あなたが迷子になりそうになったら、見つけ出すよ。 人々がするように、約束しよう |
こんな和訳になります。
ところどころ意訳を交えていますので、
気になる方は歌詞をそのまま
翻訳ソフトなどで訳してみてください!!
解説:父と娘は既にすれ違っている
この歌、メロディーも歌声も
非常にゆったりとして美しい。
ただ、この歌の中に悲しい要素があるのはご存知ですか?
実はこの歌を歌う二人を「父と娘」と仮定すると、
二人は既にすれ違いを起こしているんです。
どうすれ違っているのかというと、
成長した娘が父親には見えていないのです。
父にとっては、ずっと我が子なのは変わらないから。
けど、娘は確実に成長し、父親を気遣えています。
互いを愛しているのですが、
それでもすれ違ってしまうのは悲しいですね…。
父の変わらなさはここに表れる
父親の変わらない愛情を示す歌詞は、
ずばりこれです。
「You still amaze me after all this time.」
amazeという言葉は”amazing glace”というように
もたらされた恵みへの感謝も込められた表現。
我が子という幸せを得て長く育ててきたけど、
“still”つまり、いまだに驚かされてしまう。
それほど、あなたは素晴らしいんだよ、と伝えたい。
父親はずっと、子を愛し続けています。
ただ、それは不変という一面をはらむものです。
娘の成長はここで表れる
一方、娘の成長は
ずばりこの歌詞に表れています。
「I’ll never dream like I used to do.」
娘にとって、夢というものが持つ意味は
既に変わっているのです。
小さい頃、パイロットやスポーツ選手、
はたまたYoutuberなど、
ただただ憧れた経験が皆さんもあるかもしれません。
しかし成長すると、「未知のものになってみたい」という
無邪気に描いていた夢を
同じように見ることはできなくなってきます。
でも、それは成長の証なんです。
ただの憧れでは無く、更に大きな夢を持つようになる。
そうなった時、子は旅立つのかもしれません。
まとめ
如何だったでしょうか?
今回は、ディズニー映画『ウィッシュ』の歌
「At all costs」を解説しました。
・「At all costs」の英語歌詞
・「At all costs」の英語歌詞の和訳
・歌詞に表現される悲しい要素
が分かりましたね。
『ウィッシュ』は願いをテーマにした作品ですが、
「親子の愛」という補助線を引くと
また違った一面が見えてきます。
成長し、巣立つ子を止めることはきっとできない。
それも受け止めていくしかない。
それは辛くても、親が引き受ける宿命なのかもしれません。
この視点でもう一度映画を見てみると
また違った感想が浮かぶかもしれませんよ!
是非、映画館などでも観てみてくださいね!!
ディズニーがお好きな方は、
アニメだけでなくこんなグッズを手に取ってみるのは
いかがでしょうか?
他にも、このブログでは
いろんな作品の解説、考察もしています。
『ウィッシュ』のマグニフィコ王の考察はこちら。
呪術廻戦のエンディング「燈」の解説はこちら。
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