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推しの子、第3話の演出がすごい!原作漫画にはないシーンを挟んで感情を表現!

推しの子
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2023年4月、とうとう放送が開始された
『推しの子』

(出典元:アニメ『【推しの子】』公式サイト)

第1話で世界中のアニメファンからも
異例の高評価を受け、
そして先日、第3話も公開されましたね。

 

この第3話「漫画原作ドラマ」ですが
演出が物凄い凝ってます!
実は途中、原作漫画には無い描写
挿入されていたの、ご存知でしたか?

今回は、推しの子の第3話で、
原作にはない挿入シーンを解説し、
演出を解説したいと思います。
是非、最後までご覧ください!

 

『推しの子』第3話で挿入されたシーンは?

それでは、早速行きましょう!
まず、『推しの子』の第3話で挿入された、
原作にないシーンとは何処でしょうか?

このシーンとは、
監督の部屋で作業をするアクア
が描かれているシーンです!
第3話の3分43秒から、4分16秒まで。

 

「え、そんな所?」と思う方。
はい、そうなんです。
しかも、個人的に注目したいのは
そのシーンの中でも僅か1秒ほどの映像です。

では、原作漫画とアニメがどう違っているのか。
次に解説をしていきますね。

 

『推しの子』第3話の漫画での表現は?

それではまずここからですね。
『推しの子』の第3話で
監督の部屋に有馬かなが訪れたシーンは、
どんな描き方だったでしょうか?

原作での描き方は、
実は有馬かなを追うような描き方
表現されています。

 

主に、有馬かなの表情を複数の視点で描いており、
有馬かなの感情に焦点が当たっているという事
わかりやすく表現されているのです。

実際、間を開けて登場した
有馬かなに焦点が当たるのは当然の流れ。
他をカットするのは必須だったと思います。

 

『推しの子』第3話のアニメでの表現は?

では、次に行きましょう。
『推しの子』第3話で
監督の部屋に有馬かなが訪れたシーンは、
どんな描き方だったでしょうか?

アニメでの描き方は、
部屋全体を複数方向から観る、という
描き方に変わっています。


【推しの子】第3話スクリーンショット
(出典元:dアニメストア)

こうすることで、
アニメの表現として一番強みとなる
周囲の音を取り込むことに成功しています。

この「周囲」が何を意味しているのか。
これに気づくことが出来れば、
一気にアニメを面白く観ることが出来ますよ!

『推しの子』第3話の該当シーンを細かく分解

さてそれでは、
このシーンを少し細かく分解してみましょう。
どんな流れなのか、少し分かりやすくなります。

  • 3:43-3:45 置かれた鞄
  • 3:46-3:47 本棚を覗き込む有馬の表情
  • 3:48-4:03 アクアと有馬二人の会話
  • 4:04-4:06 DVDを指でなぞる有馬
  • 4:07-4:09 有馬の横顔
  • 4:10-4:11 キーボードを触るアクア
  • 4:12-4:13 アクアの表情と有馬の背中
  • 4:13-4:16 部屋の中にいるアクア、有馬、監督

こうなりますね。
僅か30秒に満たないシーンなのですが、
分解するとかなりいろんな情報が入ってます。

このように、焦点を変えながら演出することが、
アニメ化するにあたっての
表現のふくらまし方と言えるのですね。

 

『推しの子』第3話のシーンで最大ポイントは?

では、最後に行きましょう。
『推しの子』第3話のこのシーンの中で、
最大ともいえる原作と違うポイントは何処でしょうか?

これは、先ほど分解した中で言えば、
キーボードを触るアクアのシーンです。
キーボードと手だけが映る場面。


【推しの子】第3話スクリーンショット
(出典元:dアニメストア)

これが、どうして最大のポイントと言えるのか。
なぜなら、アクアの感情を上手く滲ませた表現
になっているからです。

なぜこの1秒に満たないシーンで、
アクアの感情が滲んでいるのでしょうか?
それは、「消えた音」に注目することで掴めます。

『推しの子』第3話該当シーンで消えた音は?

ではこの該当シーンで、
『消えた音』とは何でしょうか?
アニメを観た皆さん、お気づきかもしれませんね。

そう、1秒ほど消えた音とは、
「キーボードを叩いて作業をする音」です。
アクアが編集作業をしている音ですね。

 

つまり、有馬かなのセリフを受けて、
アクアが軽く動揺したのです。
キーボードの音が消え、手も一度止まってから
作業が再開されています。




【推しの子】第3話スクリーンショット
(出典元:dアニメストア)

つまり、漫画とアニメの表現の最大の違いはこうです。
原作漫画では有馬かなに焦点を絞っているのに対し、
アニメでは有馬かなとアクアの二人を追っているのです。

アニメ化するにあたって、
ただ原作を再現するだけではなく、
膨らませてより良くしているのが分かりますね!

 

まとめ

如何だったでしょうか?
今回は、『推しの子』第3話で
原作には無かったシーンを解説してきました。

  • 監督の部屋のシーンが膨らんでいる
  • アニメでは有馬とアクアに焦点が当たる
  • キーボード音が消えることで感情を表現している

ということが分かりましたね!

 

しかしこのシーンで一番凄いのは、
セリフを全く原作と変えることなく
このシーンを膨らませているることですね。

こうしたシーンを上手く取り込みながら作る、
動画工房の気合の入り方は
やはり並々ならぬものを感じますね。

 

というわけで、
『推しの子』第3話の映像解説、
如何だったでしょうか?

まだまだ第3話までなのに
界隈でも話題をかっさらっている『推しの子』!
制作が決定している第2期も注目したいですね!

(出典元:アニメ『【推しの子】』公式サイト)

また新しい情報が入るのを待ちましょう!
【推しの子】の第2期!
待ち遠しいですね!!

 

 

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他にも、このブログでは【推しの子】に隠された
演出を解説しています!
第10話についてはこちらの記事をどうぞ!
第8話についてはこちらの記事をどうぞ!
アクアの瞳に関してはこちらの記事をどうぞ!

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