過去、数回にわたりリバイバルされている
不朽の小説、アニメである
キノの旅。
(出典元:キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series 公式サイト)
このアニメの主人公はキノという人物。
なのですが、このキノは、
本名は別の名前です。
その名前について、
キノは昔、嫌っていたと言っています。
なぜ自分の名前に対して
そのような感情を持っているのでしょうか?
今回は、この名前について
秘密を解説していきたいと思います。
是非、最後までご覧ください。
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キノの本名って?
さて、まず最初はこの疑問から。
そもそもキノの本名とは、
何なのでしょうか?
キノの本名は、
「サクラ」です。
可愛い名前ですね。
この名前は、キノの旅の中でも
非常に有名なストーリー『優しい国』で登場します。
キノを世話してくれた、少女の名前ですね。
このキャラクターと同じ名前だったから、
キノは彼女の名前を聞いた時に
やや反応が遅れたのですね。
キノは何故本名を嫌っていたのか?
さて、次はこの疑問です。
キノは、何故この「サクラ」という本名を
嫌っていたのでしょうか?
その理由は、
彼女が住む国ではバカにされるからです。
これは少し捻る必要があるのですが、
サクラという名前は
彼女が生まれた国である
「大人の国」では蔑称になってしまうのです。
何で蔑称なのか。
綺麗な名前じゃないか。
上記のように感じる方は正常です。
ですが、この名前が蔑称になってしまう理由は
「大人の国」の歪さにあります。
キノの生まれた国の歪さって?
では、少し掘り下げて
キノが生まれた国の歪さをご紹介します。
キノが生まれた国では、
「大人である事」が最大の価値でした。
12歳になると、
住人は全員が手術を受け、「大人」になります。
この「大人である事が価値だ」という感覚は
子供たちの間にもしっかり広まっています。
そして言葉遊びが少し上手な子が、
「サクラ」という名前に
「子供」の成分を見つけてはやし立てたのです。
お気づきの方もいるかもしれませんね。
では次に、その「子供」の成分を
解説していきます。
キノの本名が持つ子供の成分って?
では、キノの本名である「サクラ」の
どこに「子供」の成分があるのでしょう?
これは、サクラを英語で言い換えた時の
スラングが由来です。
サクラを英語で言えば、チェリー (cherry)。
そしてこのチェリーには、
「性交経験がない」という俗語的表現があります。
(出典元:Wikipediaより)
このため、大人が最大の価値である国では
「そんな名前を持つなんて大人じゃない」
というからかいが成立するのです。
…少なくとも、爽やかな内容では無いですね。
ですが子供が国の様子を正確にとらえ、
そして無邪気だからこそ出てきた、
非常に残酷なからかいだったわけです。
さくらとキノの声優が実は…
(2023年11月29日に追記)
さて、キノの本名についてここまで述べてきましたが、
キャラクターを演じた声優さんについて調べたところ
非常に面白いことが分かりました。
なんと、新旧どちらのアニメ「キノの旅」にも
悠木碧さんが出演しているんです!
しかも配役がこれまたすごい!
(出典元:日本コロムビア 悠木碧オフィシャルサイト)
彼女は2003年に放送された旧アニメ版では
「優しい国」のさくらを演じています。
そして2017年に放送された新アニメ版では
なんと主人公のキノを演じているんです!
何の因果か、悠木さんはキノの旅において
「サクラ」という名前のキャラクターを
ずっと演じたということになりますね。
しかも、確認できる限り
キノの旅の「さくら」は悠木さんが
初めてテレビアニメで演じたキャラクター。
10年以上経って同じ作品に携わるとは。
悠木さんにとっても
非常に思い入れの深い作品になったのではないでしょうか。
まとめ
如何だったでしょうか?
今回は、キノの旅の主人公である
キノの本名について語りました。
- キノの本名はサクラ
- 生まれた国ではからかいの対象
- 英語に言い換えた読み方が理由
ということが分かりましたね。
キノの旅は、
こうした細かい部分についても
考察することができる作品です。
これだけの作品を作り上げた時雨沢恵一さんは、
本当にすごい人だと思います!
皆さんも是非、
アニメ、漫画、本、いずれの形でもいいので
キノの旅を手に取ってみてくださいね!
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他にも、このブログでは
いろんなキャラクターの解説も行っています。
スパイ教室のキャラクター解説はこちら。
東京リベンジャーズのキャラクター解説はこちら。
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