立志編に始まり、長期間の放送にも関わらず
いまだに衰えを見せない鬼滅の刃!!
漫画原作が登場してから8年近く経ちますが
アニメ、映画、ゲーム、小説、勉強ドリルなど
かなり幅広く受け入れられる作品として今も残っています。
さて、そんな鬼滅の刃のアニメ最新版である
柱稽古編が5月12日より放送開始となりました!!
柱稽古編のエンディングを歌うのも
MY FIRST STORYとHYDE。
二人が歌う曲は「永久-トコシエ-」。
オープニングとはまた違ったカッコよさ!
出典元:歌ネット
そこで今回は、この「永久-トコシエ-」の歌詞を紹介し、
歌詞について「誰の視点」の歌なのかを
考察してみたいと思います。
是非、最後までご覧ください!!
鬼滅の刃をまだ見てない
という方は是非、U-NEXTをどうぞ!
↓こちらをクリック↓
「永久-トコシエ-」の歌詞
では、まずは歌詞から紹介していきます。
今回はEDのパートのみではなく、
全体を紹介しちゃいます!!
天を焦がす炎 正しさよりも正しく 祈る声も叫びも 羽虫のように儚く いのちを喰らうモノが何故 滅びを知らない想いがここにある 喰い散らかした世界の隅で 捻り潰した虫ケラが残した染みが消えない 終焉の底へ雪崩落ちていく 世界は吠える 滅びを滅ぼせ 運命 (さだめ)を焼き尽くせ 闇の中逝く花は小さな種を蒔く 頭 (こうべ) を垂れて道を譲れ 光を知らない心は夢を見る 咲き乱れよ虚無の中で |
この歌は昏い場所へと堕ちていく恐怖感を持ちながらも
不気味な魅力を放つ
圧倒的な力を持つ存在を見ている気持ちになりますね。
「永久-トコシエ-」は誰の視点の歌?
では、この歌は一体「誰の視点」の歌でしょう。
この歌は単独の視点での歌と考えた方が
より深く捉えられそうな気がしますね。
お察しの方も多いと思いますが、
この歌は鬼舞辻無惨の視点で描かれた歌ですね!
出典元:Movie Walker
オープニングは産屋敷の視点も入った歌でしたが、
エンディングは完全に鬼舞辻の独壇場ですね。
それでは、この歌の歌詞において
無惨の感覚を強く表している歌詞を
いくつか紹介していきましょう!
①「滅びを滅ぼせ」-サビの歌詞-
まず最初に目に入るのは
サビの歌詞になりますね。
主に3つ、挙げてみたいのがこちら。
- 滅びを知らない想いがここにある
- 滅びを滅ぼせ
- 組み伏せろ永久 (とこしえ) を
こうした歌詞は、無惨が「滅び」や「変化」、
もっと言ってしまえば「死」に対して抱いている感情を
強く表現していますね。
滅びを避けたい、という消極的な姿勢に留まらず
「死を絶対に消し散らかしてやる」と言わんばかりの
深い執念を感じさせる歌詞になっています。
②「頭を垂れて道を譲れ」-Aパートやサビのラスト-
次に目に入ってくるのは
サビのラストや、Aパートの最初の歌詞。
例えばこんな歌詞です。
- 這いつくばって 足掻けよ無惨に
- 捻り潰した虫ケラ
- 祈る声も叫びも 羽虫のように儚く
- 力無き者は無様に散れ
こうした歌詞は、無惨の目線で映る弱者、
言ってしまえば一般の人間である自分たちのことですね。
ヒト一人など無惨の視点からすれば羽虫に等しいのでしょう。
そんな人間に対して無惨がかける言葉があるとすればただ一つ。
「頭 (こうべ) を垂れて道を譲れ」という
圧倒的な存在感を放つ言葉なのでしょう。
③「虫ケラが残した染みが消えない」-第2のAパート-
ここまで見てきたような強い言葉を放つ無惨ですが
それでもなぜか、ただ強いだけと思えない描写が入ります。
それが、第2のAパートに入る歌詞に見えてきます。
- 捻り潰した虫ケラが残した染みが消えない
- やがて天を統べるこの身の為
こうした歌詞には、苛立ちが混じっているように聞こえます。
虫ケラであるはずなのに、自分に何か爪痕を残している。
自分が辿り着いていない永遠を匂わせる何かがある。
死を迎えた羽虫であるはずの人間が、
見下している人間が何故、という
苛立ちと焦りを覚えさせるような歌詞が入ってきていますね。
無惨が抱える「永久」へのコンプレックス
ここまでの歌詞を通して見えてくるのは、
無惨が抱える永久-トコシエ-への強烈な渇望であり、
しかし同時に恐れを忍ばせている感覚ですね。
出典元:鬼滅の刃ファン俱楽部
鬼舞辻無惨は、他者を一切顧みない代わりに
自身のことを何よりも大事にとらえています。
彼のあらゆる行動の原理は「絶対に死にたくない」というもの。
鬼舞辻は永久、不死を心の底から渇望しています。
普通では手に入れられない永久を絶対手に入れてやると。
「やがて天を統べる」と豪語すらしています。
しかし、その虫ケラのような存在が残した染みが消えない。
一匹ずつは小さいはずの蠢きが、未だに消えずに付きまとう。
それは無惨にとって、捉えどころのない恐怖なのかもしれませんね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、鬼滅の刃-柱稽古編-のエンディング
「永久-トコシエ-」について解説を行いました!!
- 「永久-トコシエ-」の歌詞
- 鬼撫辻無惨の視点で描かれた歌詞
- 永久に対する無惨のコンプレックス
が分かりましたね!
鬼撫辻無惨は、ここまでのエピソードでは
息をひそめながら潜み続けてきました。
それが、一気に正面戦闘に入ろうとしているのが柱稽古編。
不気味に近づいてくる大きな争いの前触れを
見事に歌い上げているのがこの「永久-トコシエ-」ですね。
聞くたびにゾクゾクしてきます。
かなりクオリティ高く描かれ続けている
鬼滅の刃-柱稽古編-。
今後の放送も、楽しみですね!!
鬼滅の刃をまだ見てない
という方は是非、U-NEXTをどうぞ!
↓こちらをクリック↓
鬼滅の刃をもっと推したいという方は、
グッズをそろえてみるのは如何でしょう!
↓こちらを是非クリックしてください!↓
このブログでは鬼滅の刃について
いろいろな解説も行っています!
刀鍛冶編のオープニングの解説はこちらの記事!
甘露寺光里登場シーンの考察はこちらをどうぞ!
コメント