2024年4月からアニメが放送開始された
怪獣8号!!
(出典元:テレビ東京アニメ公式)
漫画版はジャンプ+で連載されている作品。
アニメ化の希望も強かった
注目度の高い作品の一つですね。
2024年4月13日に第1話が放送されましたね。
この第1話の中では主人公である日比野カフカが
怪獣に変身してしまうまでが描かれました。
日比野カフカ変身前後(出典元:アニメ『怪獣8号』公式サイト)
戦闘シーンや変身中の場面も力が籠められていました。
それはストーリー描写にも言えることで、
原作から追加されることで強調された要素があるんです。
今回は、アニメ化するに際し
漫画版から追加された描写と強調されたストーリーを
解説していきたいと思います。
是非、最後までご覧ください!!
なお、本記事で使用しているスクリーンショットは
dアニメストアの『怪獣8号 第1話』から
使用しています。
『怪獣8号』を視聴したい方は、
ぜひdアニメストアをどうぞ!
あなたの知らなかった発見がきっとありますよ!
克明に描写されたカフカとミナの差
さて、アニメ版の『怪獣8号』で
追加の描写が入り強調されたのは、
幼馴染だったカフカとミナの間にある差ですね。
幼馴染だった二人は、幼少のころに
「どっちがカッケー隊員になるか、勝負だ!」と
共に防衛隊員になる目標を掲げていました。
スクリーンショット
しかし、現実はうまくいかず。
ミナは隊長に上り詰めるほどの実力を発揮しますが
カフカは防衛隊にすら入れず、屈折した日々を送っています。
この二人の対比が複数の場面で追加されることで
漫画版よりもより克明に描写されているんです。
この辺りが漫画作品のアニメ化として面白いですね。
アニメ化にあたって追加された描写
では、この怪獣8号の第1話では
どんな描写が漫画版から追加されて
二人を対比させているのでしょうか?
少なくとも、以下の3つの描写が追加されて
二人の差がより鮮明に描写されています。
- 人だかりで隔てられるカフカとミナ
- テレビに映るミナと反射で見えるカフカ
- 高所にある看板を見上げるカフカ
では、どんな描写で追加されたのかを
順番に解説していきましょう!
①人だかりで隔てられるカフカとミナ
まず最初は、人だかりで隔てられる二人。
怪獣を討伐した第3部隊が凱旋し、
その裏でカフカが解体処理に向かう場面。
スクリーンショット
この描写のポイントは2つ。
1つ目は、ミナは陽の下を歩き、カフカは陰に隠れていること。
もう一つは、人々の目線はミナに集まりカフカは無視されていること。
これを、報道陣も使った人だかりを壁として使い
日向と日陰を作り出したのうまい構図ですね。
活躍し、人々に注目されているミナと
これっぽっちも注目されないカフカの間に
歴然と存在する差が強調されている場面になっています。
②テレビのオンオフで映る人物
次に紹介したい追加描写は、
カフカが自宅で第3部隊の特集を見ている場面。
テレビを消す前後に注目してください。
テレビに映るミナ
↓
消えたテレビに反射で微かに見えるカフカ
スクリーンショット
映像の消えたテレビに
カフカは薄ーく反射で映っています。
報道もされ、大々的に映るミナとは正反対。
この描写が、そのあとに来るセリフ
「なんでこっち側にいるんだろ、俺。」を
より際立たせていますね。
一緒に映らなくても、せめて同じ側に居たい。
なのにそれすら叶わないカフカのやるせない感情が
丁寧に描写されています。
③高所にある看板
次に紹介したい描写は、
カフカの回想シーンの一つ。
その中で、カフカが見上げている看板があります。
スクリーンショット
ご覧のように、その先にある看板には
防衛隊の顔となったミナが映っています。
幼いころはカフカの方が背が高く、
ミナの方が見上げるようだったにも関わらず。
大人になってみれば追い抜かれてしまっています。
スクリーンショット
前後比較のように1カットの描写が挟まれています。
届かない現実を前にして置いてけぼりにされたような、
カフカの寂しさが伝わってきますね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は『怪獣8号』第1話で追加された描写を解説し、
どんな要素が強調されたのかを解説しました。
- カフカとミナの間に生じた差が強調される
- 3つの場面が追加で描写されている
- カフカの寂しさなどがより強く伝わる
ということが分かりましたね!
怪獣8号は2024年春アニメの中でも
高い期待を寄せられている作品の一つ。
第1話はしっかりとその期待に応えたと思います。
漫画の再現に留まらず、
追加の描写でより深く作品を描いていると思いました。
今期のアニメでも、注目していきたいですね!!
『怪獣8号』をまだ見てない
という方は是非、dアニメストアをどうぞ!
みんなでワイワイ楽しめるような視聴体験ができます!
↓こちらをクリック↓
「怪獣8号」をもっと推したい!
という方はぜひこちらをクリック!
他にも、このブログではいろんな作品を解説しています。
呪術廻戦の第2期5話の解説はこちら。
鬼滅の刃のお面の解説はこちら。
コメント